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バイト先に“こだわりの男”がいる。
あだ名は「ニュー・タイプ」。
無口だと思われていた彼の口から、ふとしたきっかけでガンダム愛が語られたその時から、彼のあだ名は不動のポジションを獲得し、今にいたる。
思えばデビュー戦から鮮烈な登場を果たしていた。
“ディープ・インパクト”って言葉は、まさにこのときの彼のために準備されていたのかもしれない。
時はまだ、底冷えの強くのこる残雪のころ。
はじめてのミーティングに参加した彼の片手には、室内だっていうのに、手袋がはめられていた。
左手から放たれた、間違えようのない存在感。
自己紹介のときになっても放たれたままの“存在感”に、責任者が「左手の手袋、はずし忘れてるよ」といぶかしげな様子で声をかけると、彼の準備した答えに、その場にいた誰もが苦笑いをすることになる。
「合理性を求めた結果、こうなりました。」
亀田兄弟に負けぬとも劣らぬ、衝撃の参加者全員テクニカル・ノックアウト!(笑)
彼の言い分はざっと次の3点。
(その1)→「冬は手袋をはめないと手が寒い。」
(その2)→「手袋をつけたままだと、細かい作業がしにくい。」
(その3)→「だから利き手の右手だけ手袋を外した。」
ここまでくると個人の“こだわり”を通り越して、まわりの目には“変なひと”としか映らない。
衝撃のデビューから早3ヶ月。少しずつまわりの環境に順応してきた今も、「ニュー・タイプ」となった彼のこだわりが完全に消えることはない。
「カレーはお箸で食べるもの。」
「トイレのあとは右手だけ洗う。」
「コンビニの弁当は体に有害。吉野家なら間違いない。」
どこが“合理主義”なのかは置いとくとして、自分なりの“こだわり”を頑として守り続ける彼は、ある意味スゴい人なんだと思う。
まわりから嫌われることもなく、むしろ人気を集めている。
ようやくトイレで両手を洗うようになった“こだわりの男”の動向に、これからも目が離せない。
Post: 2006/04/24 01:52 | コメント(0)
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